自己分析をツールに頼ってはいけない

自己分析をツールに頼ってはいけない

  • これから自己分析をしようとしている
  • 自己分析のツールを探している
  • 色々試してみたけど結局上手く行かない

そんな人に向けた記事です!

自己分析ツールは沢山ある

  • エニアグラム
  • ストレングスファインダー
  • DiSK理論
  • BIG-FIVE

自己分析・自己理解をサポートするツールは様々あります。個人的には僕も好きで、一通りのツールを試しています。また、人に説明する時は「僕は○○タイプなので~」という言い方をすると便利なのでよく使っていたりします。

やってみると結構当たっていると思わされる感覚があり、沢山質問に答えるという進め方もあって非常に納得感はあるのですが、これに頼り過ぎると逆に自分の事が見えなくなってしまうので注意が必要です。

自己分析ツールに頼ってはいけない理由

自分をパターンにはめてしまう

4パータン、9パターン、16パターン……。
自己分析ツールは最終的にあなたをいくつかのパターンに分類します。

一見自分の性質が分かり自己理解の手助けになりそうですが、一方で自分を型にはめてしまう事で逆に自分の事が分からなくなるという危険もあります。

皆さんは血液型分類はご存知ですか?

A型は几帳面、B型は自己中……等、血液型でその人の性格が分類されるものです。血液型分類の正否については諸説あるのでここでは触れませんが、その正しさはさておき、「あなたは○型なのでこういう傾向がります」と言われると「確かになぁ」思ってしまい、完全に否定するのはなかなか難しいのではないでしょうか。

自己分析ツールで出る性格の傾向もこれと一緒で、

「あなたは○○タイプ」

と言われると「確かにそうだなぁ」という所から思考がスタートしてしまい、無意識にその結果を補強するようなエピソードを思い出しやすくなります。

これを認知バイアスといい、本来ならば考えて結論を出さなければいけない自分の大切な価値観に対して、結論を決めてから考えを始めてしまうため正確に自分の価値観を把握する事が困難になってしまいます。

自己分析ツールで○○タイプのような結果が出た際には、「本当にそうか」「これは他の人にも当てはまらないか」「他のタイプで自分に当てはまる要素がないか」等検証する事が大切です。

行動タイプは、状況によっても変わる

職場ではバリバリ働いているキャリアウーマンが、家に帰ると実はだらしなかったり、愛想がない人が彼女の前ではニコニコしていたり、車を運転している時だけ急に性格が悪くなったり……。人間は状況に応じて様々な面があるものです。

同じ性格診断でも、職場で受けている時と家で受けている時、仕事にやる気がある時とない時、午前中と午後……受けるタイミングによって質問の答えは異なります。頭が仕事モードの時は仕事に関する事、親が亡くなったばかりの時は家庭や将来に関する事を答えるかもしてません。

受ける度に結果が変わるのが自己分析ツールなのですが、「効果が出る」とされているテスト程問題数が多いため、何度も状況を変えて受験するのは大変です。

同じ性格テストを何回も受ける人はそこまで多くないのではないでしょうか。

そのため、「家庭」「友人」「仕事」「恋人」様々な場所に応じてあなたの価値観は違うのに、「対家族」の価値観で「仕事」を、「対恋人」の価値観で「家族」を判断してしまうと、上手くいくわけがありません。

自己分析をする際には、心理テストのような結果に引きずられず、様々な場所に応じて自分がどういう価値観を持っているかを深堀りしていく事が大事です。

結果的に正しくない情報を「自分」だと思い込んでしまう

間違った情報を信じてしまう事は、何も知らない事よりも悪い結果を引き寄せます。

本当は北に目的地があるのに、南に目的地があると信じて進んでしまうとより遠ざかってしまいます。

何も前情報がない状態で南に進んでしまった時は「あれ、おかしいな」と思ったら立ち止まって道を修正する事がすぐできますが、自己分析のツールを使ってしまうとそれが「エビデンス」となり、「南に目的地がある」という前提で一生辿り着かない旅をする事になります。

もし既に自己分析ツールを使っていくつかの答えを持っていると思っている方は、是非一度それを疑ってみてください。地図とコンパスが間違っている可能性はありませんか?

ツールで自己理解をする事は、あなた自身のためにならない

なぜ最初に上げたような自己分析ツールがあるかというと、転職コンサルタントやコーチング、心理学を研究している方々が、人間をタイプ別に分けた方が研究やコーチングがやりやすいからです。

100人いたら100通りのサービスを作るのではなく、4通り、9通りと分け、多少間違っていても大きく外れない事でクライアントの納得感を出しながら最終的にお金儲けのサービスにつなげていった方がやりやすいからです。

あなたがコーチングや営業、心理学の研究をする際、他人をタイプ別に分けてそのタイプごとに対応を変えるというやり方は非常に効果を発揮します。

しかし、自分を理解しようとする際には、自己理解のツールで得られるパターンは少なすぎます。

あなたの人生は、あなたしか歩んでいません。

時間がかかったとしても、ツールに頼らずに自らの経験と、そこで感じた自分の感情を掘り下げ、あなたにしかない価値観を見つける事が、結果的に一生ぶれない自分を見つける事に繋がります。

人間の価値観は、遺伝子と経験で出来上がっています。あなたの遺伝子も経験も、あなたにしかないオリジナルの物です。どうかあなたにしかない大切で偉大な価値観を、パターン分けされた何かに当てはめる事はしないでください。

ツールに頼らない自己分析の仕方はこちら↓

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